
「ポケカが暴落したって本当?」「自分の持っているカードの価値はどうなるの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
2023年のバブル崩壊以降、ポケカ市場は大きな価格調整を経験しました。高額カードを中心に50〜85%もの下落を記録し、多くの投資家やコレクターに影響を与えています。
本記事では、ポケカ暴落の原因や影響を受けたカードの具体例、そして今後の見通しと暴落を活かした楽しみ方まで徹底解説します。
この記事でわかること
- ポケカ暴落の主な原因は投機マネーの撤退と供給増である
- 高額カードは最大85%以上の下落を記録している
- 2026年は30周年効果で回復の兆しがみられる
- 暴落後こそオリパで少額から楽しむのが賢い選択である
ポケカが暴落した主な原因

ポケカの暴落は単一の要因ではなく、複数の原因が重なって発生しました。
それぞれの原因を正しく理解することが、今後の市場を読む上で重要な手がかりとなります。
投機マネーの流入と一斉撤退
ポケカ暴落の最大の原因は、2021〜2023年に流入した投機マネーの一斉撤退です。
コロナ禍のステイホーム需要やSNSでの転売情報拡散により、ポケカに興味のない層が「儲かるから」という理由だけで大量参入したことが市場を歪めました。本来の価値以上に価格が吊り上げられ、バブルが形成されたのです。
2023年後半に利益確定売りが加速すると、投機筋が一斉に手を引いたことで買い手が激減しました。需要と供給のバランスが崩れ、短期間で大幅な下落につながったといえるでしょう。
生産量の大幅増加と再販ラッシュ
株式会社ポケモンが2021年以降、カードの生産量を大幅に引き上げたことも暴落の大きな要因です。
かつては発売即完売が当たり前だったパックが、オンラインストアでいつでも購入できる状態になりました。供給量の増加はレアカードの流通枚数にも直結し、カードショップでは在庫過多による値下げ競争が発生しています。
特に人気パックの再販が相次いだことで、「絶版だから高い」という前提が崩れました。投資目的で購入した層にとっては計算が狂う結果となり、パニック売りを誘発する一因にもなったのです。
PSA偽造品問題による信用不安
2023年に大量のPSA偽造ケースが発見されたことで、鑑定品市場に深刻な信用不安が広がりました。
偽造品の発覚後、多くのカードショップがPSA鑑定品の買取を一時停止する異常事態が発生しています。これにより市場に売りが殺到し、PSA鑑定品を中心に価格が急落しました。
信頼の証であるはずの鑑定品に疑いが生じたことは、市場全体のセンチメントを大きく悪化させたといえるでしょう。現在は偽造判別技術の向上により信頼は回復傾向にありますが、個人間取引では依然として注意が必要です。
景気悪化と趣味支出の見直し
物価上昇や景気の不透明感も、ポケカ暴落の背景にある要因の一つです。
可処分所得が減少する中で、高額カードへの出費を見直す動きが広がりました。特に投資目的で保有していた層は、生活資金の確保のためにカードを手放すケースが増えています。
コレクター層も以前ほど積極的に高額カードを購入しなくなっており、市場全体の購買力が低下した影響は無視できないでしょう。
暴落で大きく値下がりしたカード一覧
ポケカの暴落がどの程度の影響を与えたのか、具体的な数字で確認してみましょう。
以下は、ピーク時と現在の買取価格を比較した代表的なカードの一覧です。
| カード名 | ピーク時価格(2023年頃) | 2026年4月の買取価格 | 下落率 |
|---|---|---|---|
| エクバリーリエ PSA10 | 約3,300万円 | 約400〜500万円 | 約85% |
| がんばリーリエ PSA10 | 約1,200万円 | 約300万円 | 約75% |
| リーリエの全力 PSA10 | 約80万円 | 約20〜30万円 | 約65% |
| ブラッキーVMAX SA | 約30万円 | 約8〜10万円 | 約70% |
| マリィSR(シールド) | 約15万円 | 約4〜5万円 | 約70% |
| ナンジャモSAR | 約6万円 | 約2〜3万円 | 約55% |
| エリカの招待SAR | 約10万円 | 約4〜5万円 | 約55% |
このように、PSA鑑定品の高額カードほど下落率が大きく、60〜85%もの暴落を記録しています。
一方で、ナンジャモSARやエリカの招待SARなど比較的新しいカードは下落率が50〜55%程度に留まっており、キャラクター人気の底堅さがうかがえます。暴落前に購入した方にとっては厳しい状況ですが、ポケカバブル崩壊の詳細も参考にしながら今後の判断材料にしてください。
ポケカ暴落後の市場動向と回復の兆し

暴落から約3年が経過した2026年現在、市場にはいくつかの変化が見られます。
ここでは最新の動向と、回復が期待される理由を整理していきましょう。
2025年後半からの相場回復傾向
2025年後半に登場したMEGAシリーズが大きな人気を集め、ポケカ市場全体のセンチメントが改善傾向にあるのが現在の状況です。
新規パックの売れ行きが好調なことで、カードショップの経営も安定し始めています。既存の高額カードにも波及効果が見られ、一部のカードでは底値から10〜20%程度の回復を示しているものもあるでしょう。
ただし、バブル期の水準に戻ることは考えにくく、あくまで「底打ち」からの緩やかな上昇というのが現実的な見方です。
30周年記念による市場活性化の期待
2026年はポケモン誕生30周年であり、記念イベントや限定プロモカードの配布が予想されていることから市場の活性化が期待されています。
過去の25周年ではプロモパック付き記念BOXが発売され、コレクターの新規参入が増加しました。20周年のタイミングでもイベント限定カードが配布され、関連カードの相場が一時的に上昇した実績があります。
周年記念の盛り上がりは既存カードにも波及効果をもたらすため、暴落で安くなったカードを今のうちに集めるという戦略も一つの考え方といえるでしょう。
投機から純粋なコレクション市場への移行
バブル崩壊後、投機目的の参加者が大幅に減少したことで、市場は本来のコレクション中心の姿に戻りつつあります。
純粋にポケモンが好きなコレクターが中心の市場は、投機マネーに左右されにくく安定しやすいという特徴があるのです。実際に、人気キャラクターの限定カードは底値付近で推移しながらもじわじわと価格が回復しています。
「好きなカードを集める」という原点に立ち返ったコレクターが増えていることは、長期的な市場の健全化にとってプラスだといえるでしょう。

暴落時にやってはいけないNG行動
暴落に直面すると焦って行動してしまいがちですが、冷静さを失うとさらなる損失を招きかねません。
ここでは暴落時に避けるべき行動を確認しておきましょう。
パニック売りで底値で手放す
暴落局面で最もやりがちな失敗が、焦って底値で売却してしまうことです。
「これ以上下がる前に売らなければ」という恐怖心から投げ売りすると、その後の回復局面で恩恵を受けられなくなる可能性があります。実際に、2023年の暴落時に手放したカードが2025年後半には回復し始めた例も少なくありません。
特にコレクション価値の高い人気キャラクターのカードは、市場が落ち着けば需要が戻りやすい傾向があるため、すぐに売る必要がなければ保有を続けるのも選択肢でしょう。
借金をしてナンピン買いする
「暴落は買い時だ」という考えから、借入資金でカードを買い増す行為は非常に危険です。
ポケカ市場は株式以上に流動性が低く、売りたいときにすぐ適正価格で換金できるとは限らないのが現実です。さらなる暴落が起こった場合、借金だけが膨らむ最悪のシナリオも想定しなければなりません。
ポケカ投資の失敗事例でも紹介されているように、余剰資金の範囲内で楽しむことが大前提です。
SNSの煽り情報を鵜呑みにする
暴落時にはSNS上で「もう終わり」「今が最後の買い場」など、極端な意見が飛び交います。
これらの情報は根拠が薄い個人の感想であることが多く、判断材料としては不十分です。特に大量にカードを保有している人が売りたいがために「回復する」と煽っているケースもあるため、情報の出どころを冷静に見極めましょう。
ポケカの相場の調べ方を参考に、複数の情報源からデータを確認する習慣をつけることが大切です。
暴落を活かしたポケカの楽しみ方
暴落はマイナスなイメージがありますが、見方を変えれば以前より安くカードを集められるチャンスでもあります。
ここでは暴落後ならではの楽しみ方を紹介していきます。
憧れのカードを割安で手に入れる
バブル期には手が出なかった高額カードが、暴落後は半額以下で購入できるケースも珍しくありません。
たとえばブラッキーVMAX SAはピーク時に30万円でしたが、現在は8〜10万円程度で入手可能です。純粋なコレクターにとっては、憧れのカードを現実的な価格で手に入れられる絶好の機会といえるでしょう。
投資目的ではなく「好きなカードを集める」というスタンスであれば、暴落後の今こそ充実したコレクションを構築するチャンスです。
オンラインオリパで少額から楽しむ
暴落後の市場では、高額カードが以前よりも手頃な価格でオリパに封入される傾向があります。
数百円〜数千円のオリパでSARやSRを引ける可能性があるため、シングル購入よりもリスクを分散しながらカードを集められるのが魅力です。店舗運営のオリパなら真贋鑑定済みで偽物リスクもなく、スマホから気軽に参加できるでしょう。
暴落で相場が下がった今だからこそ、オリパの当たりカードの価値もコスパよく感じられるはずです。まとまった資金がなくても楽しめるため、ポケカに興味があるけれど大金は使いたくないという方にもおすすめの方法といえます。
ポケカ暴落に関するよくある質問
ここでは、ポケカの暴落に関してよく寄せられる疑問をまとめました。
売買の判断に迷っている方は、事前に確認しておきましょう。
Q. ポケカはもう価値がなくなったのですか?
価値がなくなったわけではありません。バブル期の異常な高値から適正価格に戻ったという見方が正確です。人気キャラクターのカードや限定プロモは依然として一定の市場価値を維持しており、コレクターズアイテムとしての魅力は健在です。
Q. 暴落したカードは今後回復しますか?
すべてのカードがバブル期の水準に戻ることは難しいですが、一部のカードは回復が期待できます。再販の可能性が低い限定カードや、根強い人気キャラクターのSARは底値から持ち直す傾向がみられています。2026年の30周年も追い風となるでしょう。
Q. 暴落後の今がポケカの買い時ですか?
コレクション目的であれば、以前より安くカードを集められるチャンスといえます。ただし、投資目的の場合は短期的な値上がりを期待するのではなく、数年単位の長期目線で考えることが重要です。余剰資金の範囲内で楽しむのが前提でしょう。
Q. 暴落の影響を受けにくいカードの特徴は?
再販不可能な限定プロモカード、ピカチュウやリーリエなど不動の人気キャラクター、PSA10の流通枚数が極めて少ないカードが暴落耐性の高い傾向にあります。これらは需要が底堅いため、市場全体の下落局面でも比較的価格を維持しやすいでしょう。
まとめ
ポケカの暴落は投機マネーの撤退、生産量の増加、PSA偽造品問題、景気悪化が主な原因で発生しました。
高額カードを中心に60〜85%の下落を記録していますが、2025年後半からは市場回復の兆しもみられています。
暴落時の焦った売却や借入での買い増しは避け、冷静な判断を心がけることが重要です。
今はむしろ、以前より安くカードを集められるチャンスでもあります。オリパを活用して少額から楽しみながら、お気に入りのカードをコレクションしてみてはいかがでしょうか。

